RIO DE JANEIRO / THE AVENIDA SPEAKS

Sambade enredo

一夜の物語を、数千人の声で進める。

サンバ・ヂ・エンヘードは、毎年のパレードのために作られるテーマ曲です。 一つの物語を、歌、太鼓、踊り、衣装、山車で表し、数千人が約70〜80分かけて届けます。

サンボードロモを埋め尽くして進むエスコーラのパレード
MARQUÊS DE SAPUCAÍ
東京外国語大学ブラジル研究会のエンブレム
Agência Brasil Fotografias / CC BY 2.0

01 / ABOUT

Enredoは、
曲名ではない。

Enredoは、その年のパレード全体を貫くテーマと物語。Samba de enredoは、その物語を歌詞と旋律にしたテーマ曲です。

芸術監督のカルナヴァレスコと研究者が物語を作り、それをいくつかの章に分けます。 各章を、隊列、衣装、山車、踊りで見せ、作曲家は同じ物語を数千人が歩きながら歌える曲にします。

良いサンバ・ヂ・エンヘードには、曲としての美しさだけでなく、打楽器隊と合唱を動かし、 70〜80分のパレードを最後まで支える力が必要です。

STORY

Enredo

その年に何を、どの視点と順番で語るかを決めた物語。

SONG

Samba de enredo

物語を歌詞とメロディーに変え、学校全体で歌うテーマ曲。

PARADE

Desfile

歌、演奏、踊り、衣装、山車、旗を一度に見せるパレード。

2026年の定義と審査基準:LIESA Manual do Julgador

02 / HISTORY

路地のリズムが、
巨大な物語になる。

リオのカーニバルそのものの形成から、サンバが現在の競技パレードをつくり変えるまでをたどります。

BEFORE THE SAMBA SCHOOLS

そもそも、リオのカーニバルはどうできた?

リオのカーニバルは、最初からサンバ・エスコーラの競技だったわけではありません。 異なる階層と文化を背景にした複数の祭りが、同じ街路で競い、混ざり、作り変えられて現在の形へ近づきました。

  1. 植民地期–19世紀

    ENTRUDO

    水と粉を投げ合い、街を遊びの場に変える。

    ポルトガルから伝わった、キリスト教の四旬節前の遊びです。水、香水入りの玉、粉などを互いに投げ、 さまざまな階層へ広がりました。暴力性や汚れを理由に何度も禁止されましたが、リオでは20世紀初頭まで残りました。

  2. 1840s–80s

    BAILES & GRANDES SOCIEDADES

    仮面舞踏会と豪華な行列が、「見せる祭り」をつくる。

    1840年代には劇場やクラブの仮面舞踏会、1850年代には上流層のGrandes Sociedadesが登場しました。 欧州風の「文明的な」祭りを掲げ、装飾した車、寓意、政治風刺を街路で見せました。その一部は、後の山車と物語表現へ受け継がれます。

  3. 1890s–1910s

    RANCHOS, CORDÕES & BLOCOS

    民衆の集団が、歌い、旗を掲げ、物語を持って進む。

    宗教行列、アフリカ系の祝祭、欧州系の隊列が交わり、ランショ、コルドン、ブロコが発達しました。 Hilário Jovinoらがランショをカーニバルへ定着させ、旗、合唱、楽器、衣装、組織された隊列が街の主役になっていきます。

WHAT WAS REWORKED

Entrudo
街を一時的に祭りの空間へ変える
Grandes Sociedades
山車・寓意・政治風刺
Ranchos
物語・旗・合唱・組織された行進
Samba carioca
歌・打楽器・地域共同体

つまり、エスコーラは昔の祭りの「完成形」ではありません。複数の形式から山車、旗、物語、隊列を選び直し、アフロ・カリオカのサンバと地域共同体を中心に再構成した新しい表現です。 街頭のブロコや舞踏会も消えず、現在まで別の系譜として続いています。

HISTORY COLUMN / MARCHA & BLOCO

マルシャは歌、
ブロコは集団。

この二つは、同じ種類の言葉ではありません。マルシャはカーニバルを動かした音楽、 ブロコは街へ出る人々の集団です。両者は重なりながら、エスコーラとは別の道も歩みました。

01 / MUSIC1899—
Marcha / Marchinha

サンバ・エンヘード以前から、カーニバルを歩かせた歌。

1899年、Chiquinha GonzagaがCordão Rosa de Ouroのために書いた《Ó Abre Alas》は、 ブラジル最初のカーニバル歌と広く位置づけられます。ただし当時の分類はまだ固まっておらず、 後世にはmarcha carnavalesca、marchinha、marcha-ranchoなど異なる名で語られました。

  1. 20世紀初頭–20s

    軽快な反復と風刺を持つmarchinhaと、ランショをゆるやかに進めるmarcha-ranchoが形を整えます。

  2. 1930s–50s

    街路や舞踏会に加え、レコードとラジオを通じて、カーニバルの歌が全国へ広がります。

サンバ・ヂ・エンヘードは、マルシャの名前を変えただけの音楽ではありません。 エスコーラが行列の仕組みを受け継ぎながら、サンバとして作り直した別の形式です。

02 / GROUP19世紀末—
Bloco carnavalesco

音楽ジャンルではなく、街を一緒に進む人の組織。

ブロコは、エスコーラになる前の「未完成な団体」ではありません。19世紀末からcordãoやranchoと並び、 地域、職業、友人関係などを基盤に街を練り歩きました。名称の境界は曖昧で、互いに形を変える団体もありました。

  1. 1918

    Cordão da Bola Pretaが誕生。古いcordãoの記憶を伝えながら、ブロコとして街頭の祝祭を続けます。

  2. 1928–32

    Deixa Falarはブロコとして結成されました。「最初のエスコーラ」と呼ばれますが、最後はranchoとして出場しました。

  3. 1961—

    Cacique de Ramosなどが、競技パレードとは別に街路とサンバの共同体を守り、新しい音も育てました。

あるブロコはエスコーラの母体になり、別のブロコは独自に発展しました。 だから、ブロコからエスコーラへ一直線に「進化した」とは言えません。

MUSICMarcha街や舞踏会を動かす音楽

GROUPBloco街へ出て演奏し、踊る集団

THEME SONGSamba de enredoエスコーラがその年の物語を歌う曲

  1. リオのサンバ共同体の中心人物として知られるチア・シアタの肖像
    Tia Ciata。Praça Onze周辺の文化を支えた中心人物Public domain / MinC

    リオの街で、さまざまな音楽が出会う

    プラッサ・オンゼ周辺で、アフリカ系の踊りや音楽、バイーアの輪になって踊るサンバ、行進曲などが交わり、リオ独自のサンバへ変わっていきました。

  2. 1917年から1927年ごろのリオデジャネイロ、プラッサ・オンゼ
    Praça Onze de Junho、1917–27年頃Instituto Moreira Salles / Public domain

    歩きながら演奏できるリズムが生まれる

    エスタシオ地区の音楽家たちがDeixa Falarを結成し、行進しやすい新しいリズムを広めました。「最初のエスコーラ」と呼ばれますが、当時の分類では街頭集団として活動していました。

  3. 1943年1月26日のブラジル紙オ・ジョルナルのカーニバル関連記事
    競技化が進んだ時代の新聞紙面、1943年Public domain

    パレードが競技になり、曲を事前に作る

    1932年に最初のエスコーラ対抗パレードが開かれ、翌年には物語も審査対象になりました。1946年には即興の歌詞が禁止され、現在のように曲全体を準備する形へ近づきました。

  4. 1968年のカーニバルでパレードするアカデミコス・ド・サルゲイロ
    Salgueiro、1968年。物語と造形が変わる時代Eurico Dantas / CC BY-SA 2.0

    長い歌詞で、歴史を詳しく伝える

    Império Serranoの『Exaltação a Tiradentes』が大きな転換点となり、1955年にはサンバ・ヂ・エンヘードとして初めてレコード化されました。歴史を長い歌詞で説明する曲が発達し、1968年には初の専用LPが登場します。

  5. 1976年にパレードするベイジャ・フロール・ヂ・ニロポリス
    Beija-Flor、1976年。視覚表現の巨大化へLuiz Pinto / CC BY-SA 2.0

    芸術監督が、物語と見せ方をまとめる

    Salgueiroを中心に、美術家、研究者、振付家が制作へ深く関わるようになりました。黒人史を主役にした物語と大胆な山車が、それまでの英雄中心の歴史の見せ方を変えました。

  6. 完成したばかりのサンボードロモを進む1984年のポルテラ
    開場年のSambódromoとPortela、1984年Armando Borges / CC BY-SA 2.0

    専用会場と運営団体ができる

    カーニバル専用会場のサンボードロモが完成しました。同じ年に運営団体LIESAも設立され、現在の最高峰リーグを運営する仕組みが整いました。

  7. 2020年のサンボードロモを色鮮やかな衣装と山車で進むヴィラドウロ
    Viradouro、2020年。更新され続ける総合表現Terry George / CC BY-SA 2.0

    文化遺産になっても、変化は続く

    サンバ・ヂ・エンヘードは、リオのほかのサンバ形式とともにブラジルの無形文化遺産へ登録されました。2026年は12校が3夜に分かれて競い、曲作りや審査方法も変化を続けています。

03 / POWER & ENREDO

誰のブラジルを、
歌うのか。

エンヘードには、その時代のブラジル社会が映ります。 国をたたえる作品もあれば、社会の問題を訴える作品、これまで知られてこなかった歴史を伝える作品もあります。

エンヘードは、パレードの題材を決めるだけのものではありません。誰の歴史を取り上げ、何を伝えるかも決めます。

国や政治家をたたえる作品もあれば、検閲を避けながら社会を批判した作品、 黒人や先住民の歴史を主役にした作品もあります。地域の宣伝が目的になったり、スポンサーや公的資金が テーマ選びに影響したりすることもあります。そのため、エンヘードを「民衆が権力に抵抗する歌」とだけ考えるのは不十分です。

国との関係検閲への抵抗黒人・先住民の歴史人物・地域の紹介スポンサー公的資金
子どもたちと接する大統領としてジェトゥリオ・ヴァルガスを描いたエスタド・ノヴォ期の宣伝画
Estado Novoが作ったヴァルガスの大統領像、1938年頃Author unknown / Public domain

1935–1950s / RECOGNITION & CONTROL

公に認められた一方、内容は制限された。

20世紀初頭、リオのサンバは黒人大衆文化と結びついたものとして、警察に取り締まられていました。パレードが人気になると、 1935年にリオ市が共同主催者となり、補助金を出して広報も行いました。一方、1937年からエンヘードには 「歴史的・教育的・愛国的」であることが求められ、1939年末に政府の宣伝機関DIPが設置された後には、検閲を受けた例もありました。

サンバが行政に一方的に奪われたわけでも、完全に自由になったわけでもありません。行政は資金と公の舞台を用意する代わりに、内容へ条件を付けました。 サンバの担い手たちも団体を作って行政と交渉し、国が認めやすい題材を使いながら、活動できる場所を広げました。

IPHAN公式ドシエDIP設置法令

1964年のシコ・ヘイを題材にしたサルゲイロのパレードに登場するイザベル・ヴァレンサ
Salgueiro、1964年。同年のテーマは《Chico-Rei》Mathias Abreu / CC BY-SA 2.0

1960–1964 / COUNTER-HISTORY

黒人を、歴史の「背景」から主役へ。

1960年代初頭、Salgueiroは《Quilombo dos Palmares》(1960)、《Chica da Silva》(1963)、 《Chico-Rei》(1964)を発表しました。黒人を「救われるだけの存在」ではなく、自ら抵抗し、社会や文化を築いた人びととして描きました。 それまでの歴史の描き方を大きく変えた作品です。

学校教育や公的な歴史で十分に紹介されてこなかった人物も、エンヘードなら多くの人へ伝えられます。 歌だけでなく、数千人の参加者、衣装、山車を使って見せられるからです。

IPHAN|Matrizes do Samba

1969年にヘロイス・ダ・リベルダージでパレードするインペリオ・セハーノ
Império Serrano《Heróis da Liberdade》、1969年Geraldo Viola / CC BY 2.0

1969 / DICTATORSHIP & CENSORSHIP

過去の「自由」を歌うと、現在への暗示と受け取られた。

Império Serrano《Heróis da Liberdade》は、パルマーレス、植民地期の反乱、独立、奴隷制廃止、共和国宣言など、 ブラジル史上の自由をめぐる闘いをたどりました。「共和国宣言100周年」の作品ではありません。

専門家の審査を経た2024年の研究によると、軍当局は原歌詞の「revolução」を1968年の十万人行進への暗示と受け取り、 作曲者たちは政治警察DOPSで事情を聴かれたとされます。その後、語は「evolução」へ変更されました。 作者が最初から軍政批判を意図していたかは断定できません。ただし、軍当局が歌詞を当時の政治への批判かもしれないと受け取り、 言葉を変えさせた例として重要です。

Bezerra 2024(査読研究)1969年の同時代資料

奴隷制廃止後にも続く搾取を題材にしたパライーゾ・ド・トゥイウチの2018年の山車
Paraíso do Tuiuti《Meu Deus, Meu Deus, Está Extinta a Escravidão?》、2018年Jonathan Beretta / CC BY-SA 2.0

2018 / SLAVERY AFTER ABOLITION

奴隷制を「終わった歴史」にしない。

Paraíso do Tuiuti《Meu Deus, Meu Deus, Está Extinta a Escravidão?》は、1888年の廃止後も、 市民としての権利や平等が十分に実現しなかったことを示しました。奴隷制の影響は、現在の低賃金労働や不平等にも残っていると訴えた作品です。

過去を説明するだけでなく、「奴隷制による支配は本当に終わったのか」と、現在の社会へ問いかけました。

LIESA公式|Tuiuti 2018

マリエーレ・フランコの肖像を大きく掲げる2019年のマンゲイラのパレード
Mangueiraが掲げたMarielle Francoの肖像、2019年Matias Maxx / CC BY-SA 2.0

2019 / WHO ENTERS HISTORY?

有名な英雄ではなく、語られてこなかった人びとを主役に。

Mangueira《História pra Ninar Gente Grande》は、征服者、皇帝、軍人を中心にしてきた歴史とは違う見方を示し、 黒人、先住民、女性、貧しい人びと、民衆の抵抗者を主役に置きました。歌詞には「Marielles」も登場します。

ここで問われているのは、昔の出来事が本当にあったかどうかだけではありません。誰をブラジルの歴史に残すのか、という問題です。

LIESA公式|Mangueira 2019

ルラの人生を題材にしたアカデミコス・ジ・ニテロイの2026年の山車
Acadêmicos de Niteróiのルラを題材にしたパレード、2026年Marvin Brandão / CC BY-SA 4.0

2026 / LULA, PUBLIC MONEY & AUTONOMY

現職大統領を描いたことで、選挙と公金が問題になった。

Acadêmicos de Niteróiは《Do alto do Mulungu surge a esperança: Lula, o operário do Brasil》で、 現職大統領ルラの人生を描きました。選挙年でもあり、野党議員らは、公的機関の関わり方や公金の使い方に問題がないか、 TCU(連邦会計検査院)へ申し立てました。

TCUは、パレードがすでに終わっていたため、開催を止める要請を退けました。一方、公務員の関与や費用、 公金の支出に問題がなかったかを調べるため、資料の提出を求めました。確認できた2026年4月29日の決定時点では調査中であり、 「TCUが政治宣伝や公金の不正使用を認定した」とは書けません。

この事例では、芸術表現の自由、選挙、公的資金、政府職員の関与に加え、 サンバ学校が自由にテーマを決められるかも同時に問われました。

LIESA公式|Niterói 2026TCU Acórdão 1450/2026TCU Acórdão 1083/2026

04 / 9 QUESITOS

「盛り上がったか」だけでは、
勝敗は決まらない。

2026年は9部門を、それぞれ10点満点で採点します。各カードを開くと、「何を見る部門か」と詳しい配点が分かります。

01Bateriaバテリア数百人の打楽器隊が、パレードの速度と熱をつくる。
2012年のリオのカーニバルで演奏するポルテラのバテリア
Portelaのバテリア、2012年Leandro Neumann Ciuffo / CC BY 2.0

2026年の配点

テンポの安定 4|各楽器のまとまり 3|変化と工夫 3

リオ最高峰リーグでは、2026年は演奏者が最低200人必要です。審査では人数や音量よりも、テンポが安定しているか、楽器どうしがかみ合っているか、途中のリズム変化を正確に演奏できるかを見ます。

02Samba-Enredoサンバ・ヂ・エンヘードその年の物語を、全員が歌える詩と旋律に変える。
マイクを手に歌うマンゲイラの伝説的インテルプレッチ、ジャメロン
Jamelãoの歌唱。曲を先導するIntérpreteの姿Ana Nascimento / Agência Brasil / CC BY 3.0 BR

2026年の配点

物語との結びつき 4|歌詞とメロディー 4|行進中の歌いやすさ 2

その年のテーマが歌詞にどう表れているか、メロディーが数千人の合唱と行進を支えられるかを見ます。物語を最初から最後まで、順番どおりに歌う必要はありません。

03Harmoniaアルモニア歌、伴奏、バテリアが、ひとつの音楽として進む。
2014年のサンボードロモで歌いながら一体となって進むエスコーラの構成員
構成員の集団歌唱と進行、Rio 2014Nicolas de Camaret / CC BY 2.0

2026年の配点

全体の歌 4|伴奏 3|メイン歌手とコーラス 3

隊列の参加者が歌い続け、メイン歌手、コーラス、カヴァキーニョなどの伴奏、バテリアが一つの音楽になっているかを見ます。

04Evoluçãoエヴォルサォン数千人が、止まらず、走らず、穴を開けずに進む。
サンボードロモを連続した隊列で進むウニアン・ダ・イーリャの構成員
União da Ilhaの隊列、2011年Ian Gampon / CC BY 2.0

2026年の配点

隊列の流れ 5|自然な動き 3|参加者の動き 2

グループと山車の間隔が保たれ、渋滞や大きな空白をつくらず、全体が自然に進めているかを見ます。参加者の元気さや動きも採点対象です。

05Enredoエンヘードテーマを、会場で分かる物語に組み立てる。
リオ上空を飛ぶという物語を巨大な造形にしたサルゲイロの山車
物語を造形へ翻訳したSalgueiroの山車、2011年Ian Gampon / CC BY 2.0

2026年の配点

構想 3|実現 5|創造性 2

テーマが筋の通った物語になり、各グループ、衣装、山車に分かりやすく表れているかを見ます。事前に提出する公式の構成資料とも照らし合わせます。

06Alegorias e Adereçosアレゴリアス・イ・アデレソス山車と装飾が、物語を巨大な造形へ変える。
ハリウッドを題材に細部まで装飾されたサルゲイロの巨大山車
Alegoriaと装飾、Salgueiro 2011Ian Gampon / CC BY 2.0

2026年の配点

構想 5|実現 5

山車、小型の舞台装置、装飾物が物語に合っているか、色や素材、細部まできれいに仕上がっているかを見ます。裏側の処理や破損も採点に関わります。

07Fantasiasファンタジアス衣装は飾りではなく、物語を着るための装置。
物語を表す揃いの衣装を着て回転するアーラ・ダス・バイアナス
Ala das BaianasのFantasias、2011年Ian Gampon / CC BY 2.0

2026年の配点

構想 5|実現 5

グループごとの衣装が物語の何を表すか、色や素材が合っているか、同じグループの衣装がそろっているかを見ます。着たまま動ける仕上がりも大切です。

08Comissão de Frenteコミッサォン・ヂ・フレンチ最初の数分で、学校と物語を観客へ手渡す。
物語の導入を演じるウニアン・ダ・イーリャのコミッサォン・ヂ・フレンチ
Comissão de Frente、União da Ilha 2011Ian Gampon / CC BY 2.0

2026年の配点

衣装・舞台装置 2|構想 2|演技 4|創造性 2

パレードの先頭でエスコーラを紹介し、物語の入口をつくる10〜15人の演出集団です。衣装、舞台装置、動きのそろい方、観客への挨拶、驚きのある演出を見ます。

09Mestre-Sala e Porta-Bandeiraメストリ・サラ・イ・ポルタ・バンデイラ学校旗を持つ女性と、彼女をエスコートする男性の一組。
ポルテラの旗を掲げて踊るメストリ・サラとポルタ・バンデイラ
Portelaの旗手とエスコート役、2012年Leandro Neumann Ciuffo / CC BY 2.0

2026年の配点

衣装 3|踊り 3|二人の調和 4

ポルタ・バンデイラが学校の大切な旗を広げ、メストリ・サラが敬意を示しながら彼女を守るように踊ります。衣装、回転、視線、二人の息の合い方を見ます。

出典・配点:LIESA『Manual do Julgador — Carnaval 2026』pp.53–66

05 / INSTRUMENTS

太鼓が進め、
弦が歌を支える。

バテリアは打楽器隊。カヴァキーニョとヴィオラォンは、歌と和音を支える伴奏楽器です。

数百人の打楽器と、歌を支える弦楽器。弦も打楽器も皆でグルーヴを生み出す。

バテリアでは、楽器ごとに低音、細かなリズム、合図などを分担します。演奏パターンや楽器の組み合わせは学校ごとに違い、それが音の個性になります。

ここに載せた楽器は代表例です。実際のパレードでは、ここで紹介していない打楽器や伴奏楽器もよく使われます。使う楽器と人数は、エスコーラ、年、曲のアレンジによって変わります。

PERCUSSION / 打楽器

バテリアをつくる8つの代表的な音

低音の土台、細かな刻み、合図、声のような音を、別々の楽器が受け持ちます。

01
マレットを添えた大型の低音太鼓スルド
Surdo 22インチAlno / CC BY-SA 3.0

LOW / 基礎

Surdo

スルド

もっとも低い音を出す大型太鼓。二つの基本パートが交互に鳴って2拍子の土台をつくり、別のパートが合いの手を入れます。

02
ストラップと二本のスティックを添えたサンバ用カイシャ
Caixa de sambaAlno / CC BY-SA 3.0

MID / 流れ

Caixa

カイシャ

二本のスティックでたたくスネア系の太鼓。細かなリズムを連続して刻み、スルドの低音の間を埋めます。演奏パターンには各校の個性が出ます。

03
円筒形の金属胴と両面のヘッドを持つヘピニキ
Repinique / RepiqueAlno / CC BY-SA 3.0

HIGH / 合図

Repinique / Repique

ヘピニキ/ヘピーキ

高い音の両面太鼓。片手にスティックを持ち、もう片方の手でもたたきます。演奏の開始やリズム変更の合図を出し、ソロでも全体を引っ張ります。

04
細い複数本のバケッタを添えた小型一面太鼓タンボリン
TamborimとバケッタAlno / CC BY-SA 3.0

HIGH / 輪郭

Tamborim

タンボリン

手のひらほどの小さな太鼓。数本を束ねた細いスティックで、歌のメロディーに合わせた速いリズムを刻みます。小さい楽器ですが、鋭くよく通る音です。

05
長方形の枠に多数の金属板を取り付けたショカーリョ
Chocalho / RocarQniemiec / CC BY-SA 3.0

HIGH / 輝き

Chocalho

ショカーリョ(ショカ)

たくさんの金属板を付けた枠を、両手で振って鳴らします。細かな金属音がリズムの隙間を埋め、バテリア全体に勢いを加えます。

06
異なる音程の四つの金属ベルを連ねた四口アゴゴ
Agogô de quatro bocasAlno / CC BY-SA 3.0

HIGH / 対旋律

Agogô

アゴゴ

音の高さが違う複数の金属ベル。たたく場所を変えながら、跳ねるようなリズムや短いメロディーを演奏します。二口型や四口型があります。

07
内部の摩擦棒が見えるスミソニアン所蔵のクイーカ
Cuíca。内側の棒を摩擦して発音するSmithsonian / CC0

PITCH / 声

Cuíca

クイーカ

太鼓の内側にある棒を、湿らせた布でこすって鳴らします。外側の皮を押すと音の高さが変わり、人の声や動物の鳴き声のような音になります。

08
三つの吹き口を持つサンバ用の金属製アピート
Apito de sambaWikimedia user っ / CC BY-SA 3.0

SIGNAL / 指揮

Apito

アピート

打楽器隊の指揮者が合図に使う笛。演奏の開始と停止、リズムが大きく変わる場所を、数百人へ一度に伝えます。

HARMONY / 弦楽器

歌と和音を支える2つの弦

この2つはバテリアではありません。ただし、特にカヴァキーニョは打楽器的なアタックとコードを同時に刻み、歌手と打楽器隊のグルーヴをつなぎます。

01
小型の4弦楽器カヴァキーニョ
CavaquinhoGabrielt4e / CC BY-SA 3.0

RHYTHM + HARMONY / 刻みと和音

Cavaquinho

カヴァキーニョ

カヴァキーニョは打楽器ではなく、小型の4弦楽器です。ただし、右手の短く鋭いストロークは打楽器のようなアタックを刻み、同時にコードを鳴らします。打楽器的な刻みと和声を一つのストロークで担い、歌とバテリアの間にグルーヴを生む楽器です。

02
正面から見た6弦のクラシックギター
Violão de seis cordasDavid Chavanel / CC BY-SA 3.0

HARMONY / 土台

Violão

ヴィオラォン(6弦ギター)

ブラジルで広く使われる6弦ギター。低音と和音で歌の土台をつくり、カヴァキーニョの細かな刻みを下から支えます。

楽器史・構造:IPHAN『Matrizes do Samba』pp.103–106

06 / ESCOLAS

同じサンバでも、
響きも物語も違う。

エスコーラとは、地域を拠点に一年かけてパレードを作るサンバ団体です。ここでは、2026年にリオ最高峰のGrupo Especialへ出場した12校をすべて紹介します。

GRANDE RIO / 12 QUADRAS + SAPUCAÍ

エスコーラは、街の中にある。

数字の印は各校の練習場・本拠地、Sは本番会場のサンボードロモです。 リオ市内だけでなく、近郊のニロポリス、ドゥケ・ヂ・カシアス、ニテロイにも有力校があります。

所在地はLIESA公式プロフィールを基準に表示。地図 © OpenStreetMap contributors。

01

2026|6位

Estação Primeira de Mangueiraの公式エンブレム

Mangueira

Estação Primeira de Mangueira

設立 / FUNDAÇÃO
1928
本拠地 / BASE
Mangueira
練習場 / QUADRA
Rua Visconde de Niterói, 1.072

緑とピンクの伝統校。CartolaやCarlos Cachaçaなど、サンバ史を代表する作曲家を多く育てました。優勝は20回です。

LIESA公式プロフィール
02

2026|10位

G.R.E.S. Portelaの公式エンブレム

Portela

G.R.E.S. Portela

設立 / FUNDAÇÃO
1923
本拠地 / BASE
Oswaldo Cruz / Madureira
練習場 / QUADRA
Rua Clara Nunes, 81

鷲をシンボルにする名門で、「サンバの女王」と呼ばれます。古くからのメンバーと作曲家の伝統が厚く、最高峰リーグで最多22回の優勝を持ちます。

LIESA公式プロフィール
03

2026|2位

Beija-Flor de Nilópolisの公式エンブレム

Beija-Flor

Beija-Flor de Nilópolis

設立 / FUNDAÇÃO
1948
本拠地 / BASE
Nilópolis / Baixada Fluminense
練習場 / QUADRA
Av. Beija-Flor de Nilópolis, 1.025

「パレード通りの女神」と呼ばれる強豪です。壮大な物語、豪華な見せ方、地元の力強い歌声で知られ、2025年に15回目の優勝を果たしました。

LIESA公式プロフィール
04

2026|4位

Acadêmicos do Salgueiroの公式エンブレム

Salgueiro

Acadêmicos do Salgueiro

設立 / FUNDAÇÃO
1953
本拠地 / BASE
Morro do Salgueiro / Andaraí
練習場 / QUADRA
Rua Silva Teles, 104

「サンバの名門」として知られる、リオを代表するエスコーラです。1960年代には黒人史とアフロ・ブラジル文化を正面から描き、山車と物語による表現を大きく変えました。

LIESA公式プロフィール
05

2026|5位

Imperatriz Leopoldinenseの公式エンブレム

Imperatriz

Imperatriz Leopoldinense

設立 / FUNDAÇÃO
1959
本拠地 / BASE
Ramos / Zona da Leopoldina
練習場 / QUADRA
Rua Professor Lacê, 235

「ハモス地区の女王」と呼ばれます。緻密な構成と山車の完成度で知られ、2023年にはブラジル北東部の伝説的義賊ランピオンを描き、22年ぶりに優勝しました。

LIESA公式プロフィール
06

2026|優勝

Unidos do Viradouroの公式エンブレム

Viradouro

Unidos do Viradouro

設立 / FUNDAÇÃO
1946
本拠地 / BASE
Barreto / Niterói
練習場 / QUADRA
Avenida do Contorno, 16

近年、演奏と演出の両面で強さを見せる学校です。2026年は、打楽器指揮者Mestre Ciçaの55年を描いた作品で4回目の優勝を果たしました。

LIESA公式プロフィール
07

2026|8位

Acadêmicos do Grande Rioの公式エンブレム

Grande Rio

Acadêmicos do Grande Rio

設立 / FUNDAÇÃO
1988
本拠地 / BASE
Duque de Caxias
練習場 / QUADRA
Rua Almirante Barroso, 5 e 6

リオ郊外の地域共同体と、現代的な舞台演出を結びつける学校です。2022年には、アフロ・ブラジル宗教の存在エシュへの偏見を問い直す作品で初優勝しました。

LIESA公式プロフィール
08

2026|3位

Unidos de Vila Isabelの公式エンブレム

Vila Isabel

Unidos de Vila Isabel

設立 / FUNDAÇÃO
1946
本拠地 / BASE
Vila Isabel / Morro dos Macacos
練習場 / QUADRA
Boulevard 28 de Setembro, 382

作曲家Noel Rosaや歌手Martinho da Vilaとゆかりの深い地域の学校です。歌詞とメロディーの強さを前面に出す、音楽性の高さで知られます。

LIESA公式プロフィール
09

2026|7位

G.R.E.S. Unidos da Tijucaの公式エンブレム

Unidos da Tijuca

G.R.E.S. Unidos da Tijuca

設立 / FUNDAÇÃO
1931
本拠地 / BASE
Santo Cristo / Tijuca
練習場 / QUADRA
Av. Francisco Bicalho, 47

青と黄色の伝統校です。近年は、大がかりな仕掛けや場面転換を使い、観客の目の前で驚きを生む演出でも知られます。2026年は作家Carolina Maria de Jesusを描きました。

LIESA公式プロフィール
10

2026|9位

G.R.E.S. Paraíso do Tuiutiの公式エンブレム

Paraíso do Tuiuti

G.R.E.S. Paraíso do Tuiuti

設立 / FUNDAÇÃO
1952
本拠地 / BASE
São Cristóvão / Morro do Tuiuti
練習場 / QUADRA
Campo de São Cristóvão, 33

青と黄色のエスコーラです。2018年には、奴隷制廃止後も続く搾取を問うパレードで準優勝し、大きな注目を集めました。2026年はキューバに伝わるIfá Lucumíを扱いました。

LIESA公式プロフィール
11

2026|11位

Mocidade Independente de Padre Miguelの公式エンブレム

Mocidade

Mocidade Independente de Padre Miguel

設立 / FUNDAÇÃO
1955
本拠地 / BASE
Padre Miguel / Zona Oeste
練習場 / QUADRA
Av. Brasil, 31.146

緑と白、星の印で知られるPadre Miguelのエスコーラです。Mestre Andréらが築いた独自のバテリアの伝統を持ち、2026年は歌手Rita Leeの自由な表現を題材にしました。

LIESA公式プロフィール
12

2026|12位

G.R.E.S. Acadêmicos de Niteróiの公式エンブレム

Acadêmicos de Niterói

G.R.E.S. Acadêmicos de Niterói

設立 / FUNDAÇÃO
2018
本拠地 / BASE
Centro / Niterói
練習場 / QUADRA
Rua Xavier de Brito, 22

2018年創設の若いエスコーラです。2025年にSérie Ouroで優勝し、2026年に初めてGrupo Especialへ出場しました。12位となり、2027年はSérie Ouroへ戻ります。

LIESA公式プロフィール

参加校と順位はLIESAの2026年公式採点表、エンブレム・設立年・所在地はLIESA公式プロフィールに基づきます。12位のAcadêmicos de Niteróiは2027年にSérie Ouroへ移り、代わってUnidos de MaricáがGrupo Especialへ昇格します。

07 / PEOPLE

歌う人、作る人、
動かす人。

曲を歌う人、物語と美術を作る人、全体を運営する人、打楽器を指揮する人。それぞれに別の役割があります。

Carnavalesco物語、山車、衣装をまとめる芸術監督

Intérprete数千人の合唱を先導するメイン歌手

Intérprete

声で数千人を導く

青い衣装でマイクを持つネギーニョ・ダ・ベイジャ・フロール
Neguinho da Beija-Flor、2014年Sebástian Freire / CC BY-SA 2.0

Neguinho da Beija-Flor

1976年からBeija-Florのメイン歌手を務めた学校の象徴です。2025年の優勝後に、その役目を退きました。

キーニョ、ジオゴ・ノゲイラ、ネギーニョ・ダ・ベイジャ・フロールの三人
Quinho(左)と二人の歌手TV Brasil / CC BY 3.0 BR

Quinho

観客へ声をかけ、会場全体を歌わせる力で知られます。Salgueiroの『Peguei um Ita no Norte』を大合唱へ押し上げました。

Wander Pires

伸びのある高音と、感情を大きく伝える歌い方で知られます。2026年はViradouroを優勝へ導きました。

Tinga

Vila Isabelを代表する現役のメイン歌手です。言葉が聞き取りやすく、隊列を前へ進める力強い歌で知られます。

Carnavalesco

物語を山車と衣装にする

Fernando Pamplona

Salgueiroで黒人史を物語の中心に置きました。美術家や研究者が協力してパレードを作る現在の形の基礎を築いた人物です。

カルナヴァレスコのジョアンジーニョ・トリンタ
Joãosinho TrintaWikimedia Commons

Joãosinho Trinta

巨大で豪華な山車を使い、Beija-Florなどの見せ方を大きく変えました。カーニバルの豪華さを語る有名な言葉も残しています。

カルナヴァレスカのホーザ・マガリャンイス
Rosa Magalhães、2016年Agência Brasil / CC BY 3.0 BR

Rosa Magalhães

歴史を丁寧に調べ、色彩や衣装の細部まで物語に結びつけました。Imperatrizを中心に多くの名作を残した芸術監督です。

カルナヴァレスコのパウロ・バホス
Paulo BarrosWikimedia Commons

Paulo Barros

大人数の身体を、動く絵や機械の一部のように見せる演出で知られます。2000年代以降のパレードに新しい驚きを持ち込みました。

カルナヴァレスコのレアンドロ・ヴィエイラ
Leandro VieiraWikimedia Commons

Leandro Vieira

これまで表舞台で語られにくかった人々の歴史を取り上げます。社会への問いかけと、祭りとしての楽しさを両立する現代の代表的な芸術監督です。

Direção

運営と打楽器をまとめる

サンボードロモでバテリアを指揮するメストリ・シッサ
Mestre CiçaAgência Brasil Fotografias / CC BY 2.0

Mestre Ciça

55年以上にわたり、複数の学校で打楽器隊を指揮してきました。2026年には、その歩み自体がViradouroの物語になりました。

08 / 7 SAMBAS

まず聴きたい、
七つのサンバ・ヂ・エンヘード。

1960年代から2026年まで、物語、社会批評、集団で歌う力がどう変化したかをたどる7曲です。音源の歌詞は転載せず、背景と聴きどころを紹介します。

01

Império Serrano

Aquarela Brasileira

Silas de Oliveira|本番歌唱 Carmem Silvana

アマゾンから北東部、ブラジリア、サンパウロ、リオへ、歌でブラジル各地を旅します。長い歌詞で物語を詳しく説明する当時の形式を代表する名曲で、優勝曲ではありませんが今も歌い継がれています。

音源を聴く
02

União da Ilha do Governador

É Hoje

Didi / Mestrinho|Aroldo Melodia / Miguel Júnior

パレードへ向かう一人の参加者の期待、不安、祈り、喜びを本人の目線で歌います。歴史上の英雄ではなく、パレード通りを歩く『今日の自分』が主人公なので、誰もが自分の歌として歌えます。

音源を聴く
03

Unidos de Vila Isabel

Kizomba, Festa da Raça

Rodolpho / Jonas / Luiz Carlos da Vila|Gera

逃亡奴隷の共同体パルマーレスと指導者ズンビ、黒人文化に根ざす踊りや音楽をつなぎ、抵抗と誇りを祝います。豪華さだけに頼らず、地域の一体感でVila Isabelを初優勝へ導きました。

音源を聴く
04

Imperatriz Leopoldinense

Liberdade! Liberdade! Abra as Asas Sobre Nós

Niltinho Tristeza / Preto Jóia / Vicentinho / Jurandir|Dominguinhos do Estácio

ブラジル共和国成立100年を題材に、自由と平等への願いを歌います。歴史を伝える歌詞と、会場全体で歌いやすい力強いメロディーを両立した優勝曲です。

音源を聴く
05

Acadêmicos do Salgueiro

Peguei um Ita no Norte

Demá Chagas / Arizão / Bala / Guaracy / Celso Trindade|Quinho

北部の都市ベレンを出た船が、北東部の港と文化をたどってリオへ向かいます。移住する人の別れと希望を描き、覚えやすい繰り返し部分が会場を大合唱にしました。

音源を聴く
06

Beija-Flor de Nilópolis

Ratos e Urubus, Larguem Minha Fantasia

Betinho / Glyvaldo / Zé Maria / Osmar|Neguinho da Beija-Flor

Joãosinho Trintaが、ごみとぜいたく、貧困と王という逆転から、路上生活者や社会から排除された人々を祝祭の主役にした作品です。明るく前へ進むサンバと社会批評が同時に鳴り、黒い布で覆われた『物乞いのキリスト』は、禁止そのものを表現へ変えました。

音源を聴く
07

Unidos do Viradouro

Pra Cima, Ciça!

Claudio Mattos / Renan Gêmeo / Rodrigo Gêmeo / Lucas Neves / Rodrigo Rolla / Ronaldo Maiatto / Bertolo / Silvio Mesquita / Marcelo Adnet / Thiago Meiners / Alessandro de Malta|Wander Pires

2026年のGrupo Especial優勝校Viradouroのサンバ・ヂ・エンヘードです。Mestre Ciçaがサンバとバテリアに捧げてきた55年をたどり、本人が指揮する太鼓の響きを主役にしました。学校は270点満点で優勝しました。

音源を聴く

09 / SOURCES & POLICY

正しさを、更新できる形に。